プチ健康講座

2015.07.01
プチ健康講座Ⅱ 1号

テーマ食中毒
プチ健康講座Ⅱ
気温が25℃を超える6月からの4ヶ月で、食中毒件数は全体の7割を占めます。
細菌は温度や湿度が高いと非常に増殖しやすいからです。
また、意外に思われるかも知れませんが、実は、食中毒は家庭の中で多く発生しています。その原因は、汚れている服を触った手で料理をしたり、お刺身を切ったまな板が不潔だったりという身近なことです。
この季節、家庭の中で起こる食中毒にいっそうの注意が必要です。
食中毒予防の原則は、以下の3点!
①食中毒菌を食品につけない
②食品中で菌を増やさない
③殺菌する
菌を食品につけないために、調理する手の消毒に注意するほかに、まな板や包丁を消毒し、よく洗って清潔に保つことが大切です。
また、菌を増やさないためには、冷蔵庫内の管理に気をつけましょう。細菌の多くが増殖を始めるのは10℃を超える頃からと言われているため、できれば5℃以下で保存するほうが安全です。暑くなると、どうしても冷蔵庫を開ける回数が多くなり、庫内の温度が10℃を上回り、冷却効果が弱まってしまいがちです。庫内で細菌が増殖しないようにこまめに清掃し、常に清潔を保ちましょう。
また、食品、特に肉類、卵および魚介類はよく加熱しましょう。適切な加熱はほとんどの菌をやっつけます。75℃まで加熱すると安全に食べられることが確認されています。
冷蔵庫の掃除
冷蔵庫内は常に清潔に。
消毒用アルコールなどをしみ込ませ、除菌を心がけた掃除をしましょう。
冷蔵庫の開閉
頻繁にあけない。開く時間は短くする。
冷気のふきだし口をふさがない。
温度の目安
冷蔵庫の温度・・10℃以下
細菌の増殖が遅くなりやすい速度
冷凍庫の温度・・マイナス15℃以下
細菌の増殖が停止しやすい温度
冷蔵庫での保存
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